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DailyArchive: 2025.02.04

世界で一番感染者の多い病気とは?

「歯周病」とはどのような病気?

「歯周病」は、細菌感染によって引き起こされる炎症性疾患です。歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨が溶けてしまう病気で、放置すると歯を失う原因になります。

歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が不十分だと、そこに細菌が溜まり、歯肉が赤く腫れるなどの炎症が起こります。ただし、多くの場合は痛みを伴わないため、自覚しにくいのが特徴です。さらに進行すると、膿が出たり歯がぐらつき、最終的には抜歯が必要になることもあります。

世界で最も感染者数が多い病気

「歯周病」は、2001年にギネス記録に認定されるほど感染者数の多い病気です。

「歯肉炎及び歯周疾患」の総患者数は約398万人とされ、前回の調査から約66万人も増加しています。男女別では、男性が約162万人、女性が約236万人と、女性の方が多い傾向にあります。

これはあくまで継続的に治療を受けている患者数であり、実際には自覚のないまま進行している「潜在歯周病患者」も多数存在すると考えられます。

歯周病が「静かな殺し屋」と呼ばれる理由

「歯周病」は“サイレントキラー(静かな殺し屋)”とも呼ばれます。その理由は、初期段階では自覚症状がほとんどないため、発見が遅れがちだからです。

・歯茎がむず痒い ・ブラッシング時に出血する

といった軽微な症状しかないことが多く、痛みがないため放置されがちです。その結果、知らぬ間に進行し、

・歯がぐらつく ・膿が出る

などの明確な症状が現れた時には、すでに重度になっているケースが少なくありません。

こんな症状があれば要注意!

以下の症状がある場合、「歯周病」の可能性があります。

✅ 歯肉から血が出る
✅ 歯肉がむず痒い
✅ 口臭が気になる
✅ 歯が浮いた感じがする
✅ 唾液がネバネバする
✅ 膿の匂いがする

「歯周病」は自覚しにくい病気のため、早期発見・早期治療が重要です。症状が軽いうちに適切なケアを行えば、進行を防ぐことができます。

歯を守るためにできること

「歯周病」から歯を守るためには、日々のセルフケアに加えて、定期的な歯科検診が不可欠です。

🔹 正しいブラッシングで細菌を除去する
🔹 歯科医院で定期的なメンテナンスを受ける
🔹 早期発見・早期治療を心がける

歯を失わないためにも、定期的に歯科医院へ通い、予防とケアを徹底しましょう!

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