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DailyArchive: 2024.11.02

親知らずと顎関節症

顎関節症とは

顎関節症は、以下のような症状が見られる顎のトラブルです。

  • 顎の痛み
  • 口を開くときにカクカクと音が鳴る
  • 口が開きにくい

顎関節症の原因にはさまざまなものがあります。

  • 噛み合わせが悪い(不正咬合)
  • 歯ぎしりや食いしばり
  • 片側だけで噛む癖(偏咀嚼)
  • 急に大きな口を開けた
  • ストレス
  • 外的ダメージ(打撲など)

親知らずによる顎関節症

噛み合わせが悪いと、片方の顎に負担がかかり、顎関節症が引き起こされることがあります。その原因のひとつとして、親知らずが挙げられます。親知らずが既存の奥歯を前方へ圧迫することで歯並びが乱れ、噛み合わせが悪くなるのです。

また、親知らずを抜歯した後に顎関節症になるケースもあります。抜歯後に痛みや違和感から歯磨きが不十分になったり、無理に口を開けたりして炎症を悪化させると、筋肉が硬くなり顎関節症になることがあります。抜歯後の顎関節症は多くはありませんが、適切なケアを行うことが大切です。親知らずが噛み合わせに影響しているかは、歯科医師に相談すると良いでしょう。

顎関節症は適切な治療を

顎関節症を放置すると、顎が外れる、口が閉じないなど、症状が悪化する場合があります。適切な治療がされないと手術が必要になることもあるため、症状が出ている場合は早めに歯科医院や専門のクリニックで受診することをおすすめします。

抜歯時に顎関節症になるリスク

親知らずの抜歯時、稀に顎関節症を発症するケースがあります。特に以下のような親知らずはリスクが高まります。

  • 横向きや斜めに生えている
  • 歯ぐきに埋もれている
  • 顎骨と癒着している
  • 虫歯でボロボロになっている

このような高難易度の親知らずは、抜歯時に長時間口を大きく開けるため、顎関節症になるリスクが上がります。特に下側の親知らずは歯と神経の距離が近く、慎重な施術が必要で、抜歯に時間がかかることが多いです。ただし、抜歯時に顎関節症になる確率は低く、放置するデメリットの方が多い場合もあります。担当医と相談の上、早めに抜歯の計画を立てるのがおすすめです。

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