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インビザラインは虫歯になりにくい?なりやすい?

インビザライン矯正中の虫歯リスクと予防方法

インビザライン矯正中は、口内環境が変化することで虫歯のリスクが高まる可能性があります。しかし、正しいケアを心がけることでリスクを抑えることが可能です。以下に詳しく解説します。


インビザライン矯正中は虫歯になりやすい?

リスクが高まる理由

  • 口の乾燥
    マウスピースを装着することで唾液の自浄作用が妨げられ、食べかすや糖分が口内に残りやすくなります。
  • 密閉状態
    マウスピースによって歯が覆われているため、食べ物や糖分が歯とマウスピースの間に挟まると、虫歯になりやすい環境が作られます。

対策可能な理由

  • 取り外し可能
    インビザラインは他の矯正方法と異なり取り外しができるため、矯正中も普段と同じように歯磨きが可能です。これにより、正しいケアを行えば虫歯のリスクを抑えることができます。

虫歯予防のポイント

1. マウスピースをしたままの飲み物に注意

  • 避けるべき飲み物
    糖分が含まれる飲み物(スポーツドリンク、ジュース、甘いコーヒーなど)をマウスピース装着中に飲むと、歯とマウスピースの間で虫歯が進行しやすくなります。
  • 推奨される対策
    甘い飲み物を飲むときはマウスピースを外し、飲んだ後は歯磨きをしてから再装着するようにしましょう。

2. フッ素入りの歯磨き粉を使う

  • 効果
    フッ素は歯の再石灰化を促進し、歯質を強化して虫歯予防に役立ちます。市販されている高濃度フッ素入りの歯磨き粉を使用するのがおすすめです。
  • 注意
    未就学児にはフッ素濃度1000ppm以下のものを使用してください。

3. フロスや歯間ブラシを活用する

  • 必要性
    歯ブラシだけでは口内の6割程度しか清掃できないと言われています。フロスや歯間ブラシを併用することで歯と歯の間の汚れをしっかり除去できます。
  • 使用方法
    • フロス:歯と歯の間に滑り込ませ、歯茎の方まで優しく動かします。
    • 歯間ブラシ:歯と歯の隙間にゆっくり挿入し、汚れをかき出します。

4. こまめに水分補給をする

  • 効果
    唾液の分泌を促し、口内の乾燥を防ぎます。
  • おすすめの飲み物
    砂糖を含まない飲み物(お水が最適)を選びましょう。コーヒーやお茶は色素沈着の原因になるため、控えめにしてください。

矯正中に虫歯ができた場合の対応

小さな虫歯の治療

インビザライン矯正中でも、小さな虫歯であれば治療が可能です。

  • 治療方法
    虫歯を削り、コンポジットレジン(白い樹脂)を詰める処置が一般的です。1回の治療で完了することがほとんどです。

大きな虫歯の場合

  • 影響
    大きな虫歯を削って被せ物をする場合、歯の形状が変わるため、マウスピースが合わなくなる可能性があります。
  • 対応
    矯正前に大きな虫歯を治療しておくことが望ましいです。

まとめ:虫歯予防の基本ルール

  1. 1日2回以上の丁寧な歯磨き
    フッ素入りの歯磨き粉を使用し、フロスや歯間ブラシを併用する。
  2. マウスピース装着時の飲食に注意
    飲食後は必ず歯磨きを行い、装着前に清潔な状態を保つ。
  3. 水分補給を忘れない
    唾液分泌を促し、口内を潤す。
  4. 定期的な歯科検診
    虫歯の早期発見と治療計画の見直しを行う。

インビザライン矯正中は、虫歯リスクを低減するために日々のケアが重要です。これらのポイントを実践し、矯正期間を快適に過ごしましょう。

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